留め具の改良 その1(修理前/Before)


基本的にオクスタット製品以外のジュエリーの修理は承っていません

 

というのも、他人が作ったジュエリーだと、溶接箇所や、溶接に使う銀ロウの種類、溶接の仕方自体が分からず、

下手にそれを加工しようとすると思わぬところが溶けてしまったりずれてしまったりして取り返しがつかなくなるリスクが大きいからです。

ですが、

留め具の作り方を勉強したいと思っていたタイミングで、父のブレスレットの留め具の修理を頼まれて、ついつい承諾してしまいました。

ブレスレットをつけていると、留め具が勝手にとれて困る、とのこと。

ついでに5mmくらい長くして欲しい、とのこと。

チェーンは鋳造で作られたチェーンかと思われる。
修理前、刃の部分 写真1
修理前、刃の部分 写真2
要は、刃の大きさに対して、受け箱側の口が大きすぎるため、簡単に取れてしまう。
モチーフを箱の左右に追加するような形でブレスレットの全長を足すことに。絵は留め具を閉めた状態の想像図。

留め具付近の溶接の状況を10倍ルーペでこれでもかと確認した結果、なんとか加工可能と判断しました。

元々の受け側となる箱とモチーフはキープして、留め具を改良します。

かなり大変なオペになりそうです!!

つづく!