私の師ミシェルは、パリでジュエリーを学び、ブルガリのジュエリーを作ってたアトリエで働いた後、独自のポリシーを通してジュエリーを作る決意で1978年にケベックに戻ってきました。
ケベックに戻った当初は、パリとの文化のギャップやケベックの人々の芸術に対する認識の薄さにカルチャーショックを受けたそうです。このままケベックで最高品質のジュエリーを作る意味はあるのだろうか、パリに戻った方がいいのではないか、という葛藤があったとか。
そんな時、ケベックのオルレアン島に暮らして活動する画家 Marius Duboisの絵に出会ったそうです。感動と衝撃。ケベックにもこんなに素晴らしい画家がいるのか!
そして1981年、知人に勧められて、運命的にミシェルとマリユスのコラボ展が開催されることに。 それ以来、ミシェルとマリユスはお互いに刺激しあう友人となったのでした。
よくミシェルは「マリユスがいなかったら僕はとうの昔にケベックに失望してパリに戻っていたと思う」と言っています。
マリユスの絵は、たくさんの色が溶けうと同時に、繊細で正確。
彼のイマジネーションはとにかく無限。
彼の世界は宗教的なモチーフと現代的なモチーフがとても自然に共存しています。
マリユス自身も、謙虚で穏やかで、でもしっかりとした意志を目の奥に光らせた素晴らしい人。
そんな彼の作品展がケベックシティで1ヶ月間開催されます。
是非お立寄りください。
Marius Dubois a.r.c 「Futur Antérieur (全未来)」展
開催期間:2014年11月4日(火)〜 12月7日(日)
開催時間:毎日12時から17時まで(夜間も劇場でイベントがある日は開いています)
場所:Grand Théâtre de Québec (ケベック大劇場)
入場無料
マリユスの作品紹介:
他にも彼の作品は http://mariusdubois.com/ でご覧いただけます。
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Le Stigmate (聖痕) |
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Le Portique de Jonas (ヨナの柱廊) |
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Le Portique des Chasseurs (狩人たちの柱廊) |
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Le sommeil d’Endymion (エンディミオンの眠り) |
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La Licorne (一角獣) |
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Sur le Nile (ナイルにて) |