ダイアモンドや、宝石の重さを量る単位である、カラット(carat)。
でも慣れていないとなかなかピンとこないのではないでしょうか。
1カラット=0,2グラム。
カラットの語源については、かつて天秤で重さを量るのに種を使っていたキャロブ(carob)(イタリア語でcarato、アラビア語では「小さな豆」を表すqîrât)が語源であると考えられます。
キャロブの種は大きさと重さが比較的均等であったため重さの指標となった様です。
1907年の第4回国際度量衡総会(CGPM)において1カラットをグラム0,2グラム(200mmグラム)とすることが承認されましたが、現在では国際度量衡局(BIPM)によって国際単位系(SI)の単位外であるとされています。
実際には特にダイアモンドの重さを表す単位として、現在も習慣的に広く使われているので、ちょっと知っておくと便利かもしれません。
そして紛らわしいのが金の純度をあらわすカラット(karat)。
重さの単位であるカラットとはまた別のものなのです。
日本では混乱を避けるために24金、18金というように金やKの記号で表されることが多いです。
これは100パーセントの純金を24分率で24金もしくは24カラットとして、例えば金の含有率が75パーセント(18/24)になると18金もしくは18カラットとなります。
ちなみに日本では99.99%以上の純度の金を24カラットと表示して良いことになっています。