NY フリックコレクション (Frick Collection)

たまにはジュエリー以外の話もしないと、

専門的過ぎてとっつきにくいブログになってしまうなぁ、と思い、

話題の幅を広げてみることに。

手はじめにNYのお気に入り美術館であるフリックコレクションを紹介してみようと思います。

この美術館は、本当に隅から隅までセンスがいい。

展示されている絵画や彫刻はもちろん、家具やじゅうたん、カーテン、さりげなく飾ってある花(もちろん生花!)など、とにかく全てにおいて妥協がない。

この美術館は、鉄鋼と鉄道で巨万の富を得たという実業家、ヘンリー・フリック氏の個人的な美術コレクションを彼が生前実際に暮らしていた邸宅で公開している個人美術館。

全ての所有品はフリック氏の遺言を尊重して門外不出となっており、ここにある美術品はここでしか見れません。

展示内容は充実しているのに、程よく小規模で、ひとつひとつの作品をオーディをガイドを聞きながらじっくり鑑賞してもへとへとになることはありません。

ちなみにオーディオガイドは無料なので、是非レンタルしてくださいね。

 

←ハンス•ホルバイン「トマス・モアの肖像」(1527)

 

→エル•グレコ 「聖ジェローム」(1590-1600)

 

 

他にも、ルノワール、レンブラント、フェルメール、ドガ、フランソワ•ブーシェ、ゴヤ、ラトゥール、フィリッポ•リッピなど著名な画家達の絵がずらり。

 

ブーシェの作品を中心にデザインされた部屋

 

荘厳な雰囲気の居間。
絵画を飾る為だけに作られた部屋。

そしてまさに「恋に落ちてしまった」状態の場所、それが右の写真の中庭。

空間設計がすばらしい。

時間が止まってしまったかの様な空間なんです。

この美術館は2度訪れましたが、その度にこの中庭のベンチに腰を下ろして長居してしまいます。

館内での写真撮影は一切禁止なので、この中庭の写真のポストカードを購入してしまったほど。

フリックコレクションは、メトロポリタンにもほど近い、セントラルパーク沿いの5番街沿いにあります。

NYのマンハッタンに立ち寄る機会のある方は必ず訪れてみて下さい。

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