丸いパールに穴をあけるのは、専用の穴開け機械でわりと簡単に正確に開けられるらしく、
既に穴開けのしてあるパールを買ってもあまりリスクはない。(それでも穴がまっすぐじゃない事はありますが)
ところがしずく型の淡水パールとなると、なかなか穴のクオリティに納得できない事が多い。
充分穴が深くなかったり、穴が斜めになっていたり、穴が小さ過ぎたり。
したがって自分で開けるのが一番確実、となるわけです。
ところがこれがなかなか難易度の高い作業。
穴付近の表面の真珠層を割ってしまわないように、とっても気を使います。
↓ネジ加工をした金線がぴったり入る大きさの穴を開け、強力接着剤をネジ線につけて穴にいれます。
写真のネジ部分の長さを見て頂ければどれだけ穴が深いかが一目瞭然。
これだけの深さをまっすぐど真ん中に穴が通るようにするのは、想像以上に難しいんです。
できあがった作品を見ても、穴のクオリティはなかなか分かりませんが、
大切なパールが落ちてしまわない為にはネジ線に対する穴の大きさや、穴の深さ、といった要素がとっても重要なんです。