1月に京都で開催した作品展で、ルチルクォーツという石があまり知られていないことが分かりました。
簡単に言うとルチルクォーツは、ルチル結晶が針状に入り込んだ水晶。
針水晶、と呼ばれることも。
ルチル(rutile)というのは二酸化チタンの結晶のひとつである、金紅石(きんこうせき)のこと。 →wikipedia参照。
ルチルがどのように入っているかによって、石それぞれの個性があって、
ジュエリーとして留めるに適したクオリティかどうかを抜きにしても1つ1つ鑑賞するだけでも楽しい石です。
もし10倍程度のルーペをお持ちでしたらルーペでじっくり石の中を鑑賞してみてくださいね。
作品展向けに制作したオーバルカボッションのペンダントは覆輪留めで、テクニック的にはカーネリアンで作ったペンダントと同様の手順で作っています。(オーバルカボッションの覆輪留めの記事はこちら)