ホワイトゴールドで作らない理由

私達が知っている金属の中で、唯一銀色ではない金属は、金と銅の2種類のみ。

金は黄色、銅は赤色。

金と銅以外の全ての金属がいわゆるメタル色、銀色(白色とも言う)です。

その珍しい黄色の金に他の金属を混ぜて(何を混ぜるか、配合等はメーカー等によって様々です) 黄色が出ないようにしたのがホワイトゴールド。

この「ゴールド」という言葉に消費者は価値感•安心感を覚えるので、人気です。

せっかくの黄色をわざわざ銀色に…もったいない!

これは24金(ほぼ純金)。世にも美しい黄金色。

私が使う白色

金属はプラチナやパラジウム、そしてシルバー。

シルバーは硫化で変色するのと、アレルギーの問題があって嫌う人も多いですが、

金属の中で磨けば一番白く輝くのがシルバー。加工もし易くって、私自身は大好きな金属です。

プラチナとパラジウムはいずれも地球上に存在する絶対量が非常に少ないレアメタルで、

色はどちらもかなり暗めの銀色です。

プラチナは密度がとっても高いので、同じヴォリュームのジュエリーでも重量がかなり大きくなります。従って、値段はどうしても上がってしまいます。

パラジムはまだまだ知名度が低く、加工もかなり難しいのであまりジュエリーに使われていませんが、硬度や色味という点でプラチナにかなり似ているので非常に興味深い金属です。

わざわざ黄色い金属を無理矢理に黄色くなくしなくっても、ジュエリーにふさわしい白色貴金属があるのですから!という理由で私はホワイトゴールドのジュエリーは作っていません。

また、黄色い金を白くする、と言ってもやはり黄色味は残ってしまいますから、

多くの場合ロジウムメッキをかけて白くみせます。

表面だけに貼り付いた薄い薄いロジウムの膜は、ジュエリーを身につけているうちに少しずつすり減っていきます。

結果、いずれは黄色っぽい元のホワイトゴールドが出てきて、とても惨めな様相に。

また最初のような色に戻すには、またメッキをかけ直すしかありません。

さらに、ジュエリーに使用する金属の質、という面においても、ホワイトゴールドはとても扱いにくく溶接箇所も18Kゴールドとは違って不可視にはできないので、作る側としても避けたい要素は盛りだくさん。

そして金を白くする合金には、ニッケルなど、アレルギーの元になりやすい金属が混ざっている場合もあるので、金属アレルギーの心配な方で、どうしてもホワイトゴールドが欲しい、という方は合金の種類をしっかり調べてから身につけましょう。

プラチナ

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