淡水パールペンダント

淡水パールはアコヤ真珠やタヒチパールに比べると真珠層が薄く、

穴を加工する際には極めて慎重に作業しなければパキッと穴の周りの真珠層が割れてしまいます。

コツはとにかく焦らず慎重に進めること、に尽きます。

接着剤でパール内に芯棒を固定するしかないわけですが、どうすればパールが落ちないか。

パールの高さ3分の2をネジ加工した線が通っています。この穴の深さも丈夫さに大きく作用します。

見えない部分なのでサボってしまう作り手も残念ながら多いのですが、穴をまっすぐ、深く、芯となる線にぴったり合わせた直径にあける、という一手間がクオリティを作用します。

これらのポイントを無視してしまうと、ポロリとパールが落ちてしまうんです。

見えている金属はすべて18Kイエローゴールド。

パールに通す芯となる18Kピンクゴールドの線はより接着強度が増すようにネジ状にタップ加工します。わざわざピンクゴールドを使う理由は、イエローゴールドよりも金属が硬く丈夫な為。

金属線を雄ねじ加工するダイス(写真左の丸いパーツ。直径ごとに1/10mm刻みに分かれています)をハンドルに固定して使います。
写真のしたの線がタップ加工後。